Repsol Honda HRCのトニー・ボウが全勝記録をキープ。ガブリエル・マルセリは総合4位となりました。
オランダのゼルヘムで行われたトライアル世界選手権(TrialGP)第6戦初日は、前日の雨の影響により、コンディションが予測しにくい中でスタートしました。トニー・ボウはこの日、計算上はタイトルを獲得する可能性があったものの、まだ多くのポイントが懸かっており、土曜日の時点で決着をつけるのは非常に難しい状況でした。それでもボウは2レースともに勝利し、タイトル獲得に王手をかけました。一方、ガブリエル・マルセリは総合4位で初日を終えました。
ボウは今回もスタートから圧倒的な強さを見せました。レース1をほとんどミスなくクリアし、2番手のライダーがペナルティポイント17点だったのに対し、ボウはわずか9点に抑えました。これにより再び勝利を手にし、チャンピオンシップでのリードをさらに拡大しました。スーパーポールでも、Montesa Cota 4RTを駆るボウが再びトップタイムを記録し、レース2のポールポジションを獲得しました。
1回目の走行でコースの感触をつかんだライバルたちが、レース2では調子を上げてボウとの差を縮めました。しかし、ボウはここでも圧倒的な強さを発揮。Repsol Honda HRCのボウは最後までトップの座を譲ることなく、この日2勝目を挙げました。これで驚異的な記録をさらに更新し、2026年シーズン開幕からすべてのレースで勝利を収めています。
マルセリも好調な滑り出しを見せました。コース前半ではいくつものセクションをクリーンで通過し、表彰台争いを続けていました。しかし、セクション9と10で大きなミスが出たことで順位を落とし、レース1を4位で終えました。
レース2では、Repsol Honda HRCのマルセリが最初の6セクションを終えた時点で一時トップに立ちました。コース前半では好感触を得ていたものの、後半のセクションでは思うようなリズムをつかむことができず、相次ぐミスによって順位を落としました。最終的には3位のハイメ・ブストと同点ながら4位でフィニッシュ。2レースの総合順位でも4位となり、惜しくも表彰台獲得を逃しました。
ゼルヘムでの初日を終え、ボウは400ポイントでTrialGPの選手権ランキング首位をキープ。2位のガブリエル・マルセリと111ポイント差をつけています。マルセリは289ポイントで2位を維持し、3位のハイメ・ブストと2ポイント差となっています。日曜日はRepsol Honda HRCにとって決定的な1日となりそうです。土曜日の2レースで築いたリードにより、あとはレース1を完走すれば、ボウのタイトル獲得が確定し、前人未到となる通算40回目の世界タイトルを手にします。
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Toni Bou 1 Repsol Honda HRC
今シーズンはすべてがとてもうまくいっています。レース1はとても安定していて、ミスもほとんどなかったので、すばらしい勝利を挙げることができました。レース2は序盤にいくつかミスがあったので、より厳しい戦いになりましたが、それでもいい方向に進めることができました。路面が乾けば差をつけるのが難しくなると分かっていたので、2勝できて本当にうれしいです。明日は1つ1つ確実に取り組んでいきたいと思いますが、今一番大切なのは、ケガをせず、ミスをしないことです。それができれば、タイトルを獲得できます。プレッシャーとの戦いも大きな要素になると思いますが、しっかりやり遂げて、特別な1日にしたいです。
Gabriel Marcelli 38 Repsol Honda HRC
マシンのフィーリングはよく、自分自身も調子がよかったので、いいレースができると思っていましたが、うまくいきませんでした。少し運が悪かった部分もありました。クリーンで通過できたセクションもありましたが、うまくいかなかったところもあって、残念です。ライディング自体はよかったと思いますが、それが最終結果には反映されませんでした。明日はもう少しプッシュして、今日のミスから学び、改善していきたいです。
Takahisa Fujinami - Repsol Honda HRC
とてもポジティブな1日になりました。特にトニーは2勝を挙げて、今回も驚異的なレベルのライディングを見せてくれました。今シーズンはすばらしい戦いを続けており、明日はいよいよチャンピオンの座を手にし、40回目の世界タイトルを獲得するチャンスがあります。まさに歴史的な偉業です。ガブリは両レースともにいいスタートを切りましたが、終盤のセクションでいくつかミスがあり、表彰台争いから後退しました。それでも選手権ランキング2位をキープしていますし、明日はまたいい結果を残すチャンスがあります。集中力を維持して、両ライダーにとって最高の形でこの週末を締めくくることが目標です。